インプラント治療をする場合、入院の必要はありますか?
以前とは違い、インプラント治療での通常入院はまったく必要がなくなりました。
現在では、入院を必要する場合、体調、全身状態に問題があるか手遅れになっていて、骨の大規模な移植の必要がある場合ぐらいです。
普通の体調、全身状態であれば、歯を抜くくらいの負担と考えても良いでしょう。
もちろん、抜歯よりは時間が必要ですが。
インプラントはどのくらいもちますか?
インプラントの寿命についてはその方の骨の状態、噛み合わせ、そして何よりお手入れの 状態によって大きく左右されますが、大まかに言って10年程度は保つように設計されて います。
ただし、インプラントは毎日のお手入れが悪いと、歯が歯周病になるのと同じような症状 になり、インプラントのもち方に大きく影響をあたえます。医師の指導にそって、定期検診は必ず受けてください。
インプラント治療には年齢の制限がありますか?
インプラント治療を行うにおいて特に重要なことは、その方の年齢自体でなく、 全身の健康状態です。
実際、当医院においても80歳後半の方でインプラント治療を行った方もいらっしゃいます。
したがって、特に年齢による制限はありませんが、高齢者においてインプラント治療をする前に内科の検診を受けてご相談されるのも一つの方法です。
まったく歯が残っていない場合でもインプラント治療はできますか?
歯が全く残っていない場合でもインプラント治療は可能です。
歯が全くない場合に義歯を作る場合、義歯がかなりの大きさになるため違和感が大きい、支えとなる歯がないためにしっかり咬みにくい、また義歯の安定がとりにくく、義歯が外れやすいなどの問題が起こる事があります。
このようなときにインプラント治療を行い、義歯を小さく安定したものに替えることや、また、複数のインプラントを行う事により、完全固定式の、いわばご自身の歯がすべて戻ってきたような状態にすることも可能です。